iPhoneバッテリー交換の値段は?正規店や即日でできるのか解説
更新日時 : 2025-02-28 10:16
iPhoneを使っていると、徐々に劣化していくバッテリー。
一日も充電が持たないといった状態になると、バッテリー交換を検討する必要があります。
自分で行うと故障の原因になるので、iPhoneのバッテリー交換は修理業者に依頼するのがおすすめです。
とはいえ、iPhoneの修理店にはアップルストアやカメラのキタムラ、ビッグカメラといった正規店の他に、街の修理屋さんといった非正規店まで幅広くあるので、どこで交換するのが正解か、悩むところです。
また、交換時期の目安、そもそもバッテリー交換が必要なのかなどについても、判断に困るかと思います。
この記事では、iPhoneのバッテリー交換時期の目安、そもそもバッテリー交換をするべきなのか、交換するならどこがおすすめなのか、詳しく解説していきます。
iPhoneのバッテリー交換について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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目次
iPhoneのバッテリー交換は必要?劣化するとどうなる?
iPhoneのバッテリーが劣化した場合、交換か機種変更を検討する必要があります。
iPhoneのバッテリーは自然回復したり、メンテナンスで状態が良くなったりはしません。
バッテリーは消耗品であり、使っていくと劣化していきます。
バッテリーが劣化すると下記のような問題点が出てくるので、iPhoneの使用に問題を感じるようになったら、対策が必要です。
- 充電してもすぐにバッテリーがなくなる
- バッテリーが膨張する
- アプリが起動するまで時間がかかる
- アプリが突然落ちる
- 処理速度が遅くなる
- バックライトが暗くなる
- スピーカーの音量が小さい
- iPhoneが急にシャットダウンしてしまう
最悪の場合はiPhoneが起動しなくなるので、上記のような症状が出てきたら、対処が必要になります。
iPhoneのバッテリー交換時期の目安
iPhoneの設定アプリから確認できるバッテリーの最大容量が80%以下になっていると、交換時期が来ているという目安になります。
iPhoneのバッテリーの平均寿命は
iPhoneのバッテリーはリチウムイオンバッテリーが搭載されており、平均寿命は2~3年とされています。
iPhone 14 モデル以前のバッテリーは、フル充電サイクルを 500 回繰り返した後も本来の蓄電容量の 80% を維持するように設計されています。(理想的な条件下で使用された場合)
iPhone 15 モデルのバッテリーは、フル充電サイクルを 1,000 回繰り返した後も、本来の蓄電容量の 80% を維持するよう設計されています。(こちらも理想的な条件下で使用された場合)
フル充電サイクルとはバッテリーの容量を全て使い切った際に、100%まで充電するサイクルのことで、通常の使用でこのサイクルに達する期間が、おおよそ2~3年になります。
ただし、使用頻度によってバッテリーの劣化速度は異なるので、人によっては2年持たずにiPhoneのバッテリーが劣化してしまうというケースもあります。
iPhoneではバッテリーの最大容量が80%を切ると著しく劣化している状態と判断されるので、この状態が交換の目安になります。
先述したバッテリーの消費が早い、アプリの起動が遅い・勝手に落ちる、画面が暗い・勝手にシャットダウンする、こういった症状がある場合や、最大容量が80%を切っているなら、バッテリーの交換を検討した方が良いでしょう。
容量80%以下の場合は必ず交換が必要か
iPhoneのバッテリー容量が80%を切っていたとしても、使っていて問題を感じないなら、無理にバッテリー交換を行う必要はありません。
保証サービスに加入していて無料でバッテリー交換が行えるなら交換しても良いですが、動作に問題が無いなら、料金を払ってまでiPhoneのバッテリー交換をする必要はありません。
使っているご本人が問題や不便を感じるかで交換を検討してみてください。
iPhoneのバッテリー最大容量を調べる方法
iPhoneの「設定」→「バッテリーの状態」→「最大容量」と進めば、現在の最大容量を確認できます。
バッテリーの最大容量は、現在のバッテリーの最大容量を表す数値です。
もし現在のバッテリー最大容量が75%だった場合、iPhoneの充電を100%まで行っても、当初の性能の75%の性能しか発揮されない状態になります。
単純に考えると、以前はフル充電で10時間稼働したiPhoneが、最大容量75%だと7.5時間しか稼働しなくなります。
実際はiPhoneを使用しているとOSの容量増加、アプリの処理が重くなるなどの影響で、より顕著にバッテリーの消耗速度が速く感じられるようになるはずです。
バッテリー持ちが気になるなら、まずはこの最大容量を調べてみましょう。
iPhoneのバッテリー交換の注意点
iPhoneのバッテリーを交換する場合、幾つか注意しておくべき点があります。
- バッテリー交換は基本有償(保証期間なら無料)
- 純正バッテリーに交換しないと後々不利になる可能性がある
- データ消失に備えてバックアップが必要
- 交換しても意味がないケースもある
バッテリー交換には料金がかかる(保証期間なら無料)
iPhoneのバッテリー交換は、基本的に有償で行うことになります。
AppleCare+(アップルケアプラス)に加入していて、バッテリーの最大容量が80%未満であれば、バッテリー交換を正規店にて無料で行えます。
上記以外の場合の、保証に加入していない、バッテリーの最大容量が80%以上ある状態で交換したい、非正規店で交換を行うといったケースの場合の目安の金額の場合はどうなるのでしょうか。
iPhoneの種類、依頼する修理サービスによっても異なりますが、最新に近いiPhoneなら10,000円から15,000円程度、古いiPhoneでも8,000円程度の料金が必要になります。
バッテリー交換には少なくない費用がかかってしまうので、場合によっては交換ではなく機種変更を選択したほうが良いかもしれません。
古いiPhoneの場合、せっかくバッテリーを交換しても他のパーツの故障で使えなくなったり、OSアップデートやセキュリティアップデートの対象から外れてしまい、使い続けるのが難しくなってしまう可能性もあります。
バッテリー交換を行うなら、費用に見合うメリットがあるか、しっかり考えておきましょう。
古いiPhoneを買取に出して、新しいiPhoneを中古で購入すれば、バッテリー持ちの良いiPhoneをお得に購入できます。
純正バッテリーに交換しないと後々不利になる可能性がある
iPhoneのバッテリーは、Apple製の純正バッテリー以外にも、互換性のある他社製のバッテリーに交換して使うことが可能です。
基本的に純正バッテリーよりも価格が安価なので、互換バッテリーは交換費用が安くなるというメリットがあります。
ですが、交換費用だけを考えて互換バッテリーを選んでしまうと、後々損をして後悔することになる可能性があります。
純正バッテリー以外を搭載すると、iPhone XS以降の機種では待ち受け画面に「バッテリーに関する重要なメッセージ」というポップアップが出るようになってしまい、煩わしい思いをすることになります。
このポップアップは消す方法もあるのですが、表示に関するもう一つの問題点として、互換バッテリーを使うとバッテリーの最大容量が表示されなくなってしまい、こちらは解決する方法がありません。
また、互換バッテリーは品質がマチマチになり、ハズレを引くと交換後すぐにバッテリーの劣化が進んでしまったり、お金を払って交換したのにバッテリー持ちがほとんど改善しなかったりといった残念な事態になってしまうケースもあります。
買取や下取りの際にも互換バッテリーは不利になり、互換バッテリーを搭載したiPhoneはジャンク品の買取になったり、買取自体を断られてしまうケースが多いです。
iPhoneは中古市場でも人気なので、買取・下取りに出せば数万円から10万円を超える金額で売ることができます。
ですが、バッテリーを互換品にしたばかりに買取・下取り金額が大きく減額されてしまい、交換費用の安さとは問題にならないぐらいの損失になってしまう可能性があるので、注意しましょう。
今後に買取・下取りに出す予定が一切ないというのでもない限り、iPhoneのバッテリーは純正品を使うのがおすすめです。
バッテリー交換前にバックアップが必要
iPhoneのバッテリー交換を行う場合、交換作業時にデータ消失のリスクがあるため、バックアップを取っておくのが推奨されます。
郵送でバッテリー依頼する場合はiPhoneを初期化しておく必要がある為、バックアップは必須です。
店舗に持ち込んで交換を行う場合は、初期化は不要なケースが多いです。
しかし、バッテリー以外に修理箇所が見つかった場合などは、iPhoneの初期化を行わなければならないケースがあります。
また、可能性が低いとはいってもバッテリー交換作業によるデータ消失のリスクは0ではないので、iPhoneのバッテリー交換を行うならバックアップは取っておくのが安心です。
iPhoneのバックアップは、「設定」→「ユーザー名」と進み、「iCloud」をタップ。
続けて、「iCloud バックアップ」をタップします。
最後に「今すぐバックアップを作成」をタップすれば、データのバックアップが行えます。
バッテリー以外の不具合の可能性
充電がすぐ切れるようになるとバッテリー交換を検討したくなります。
ですが、バッテリーを交換しても意味がない、充電の問題が改善されないケースもあるので注意が必要です。
iPhoneの充電がすぐ切れる場合、その原因は必ずしもバッテリーの劣化にあるとは限りません。
iOSの不具合によりバッテリーを過剰に消費する・充電状況が正しく表示されない、バッテリーの交換が速すぎる、アプリの不具合、交換したバッテリーに問題がある、基盤の故障なども、充電してもすぐに切れる原因として考えられます。
IOSのバージョンが古いと実際の充電状況が正しく計測されず、実際はまだ余裕があるのに残りの残量が少なく表示されてしまうケースがあります。
また、IOSが原因で過剰にバッテリーを消費してしまうケースもあるのでIOSを最新バージョンにしていない方はアップデートを行い、バッテリーの問題が解決しないか、試してみましょう。
バッテリーを交換してもあまり意味がないことも
アプリの不具合によって、iPhoneのバッテリーを過剰に消費してしまうケースがあります。
特定のアプリを使っている時だけiPhoneが発熱するという場合などは、アプリの不具合を疑いましょう。
バッテリーの最大容量がまだ90%あるという状態でバッテリー交換を行ったりすると、交換を行ってもバッテリー持ちに変化を感じられない可能性があります。
10%減っていると劣化が進んでいるように感じるかもしれませんが、バッテリー持ちが10%増えてもあまり効果は感じられない可能性が高いです。
バッテリーを交換するなら、最大容量が80%を下回るぐらいでないと効果を体感するのは難しいでしょう。
交換したバッテリーに不具合がある場合や、性能が低いバッテリーに交換された場合なども、バッテリー交換の意味が感じられない原因になります。
iPhoneを購入・バッテリーを交換してから数カ月しかたっていないのに充電が切れるという場合はバッテリーの初期不良が疑われます。
正規店や保証を付けている非正規店なら無償交換ができるので、バッテリーを再度交換してもらいましょう。
交換したバッテリーの質が悪いのも、交換の意味が感じられない原因になります。
悪質な業者になるとわざと安価なバッテリーに交換されてしまう可能性もあるので、iPhoneのバッテリー交換は信頼できる業者に頼むようにしましょう。
iPhoneの基盤が故障して漏電してしまっている場合、バッテリーを交換しても充電の持ちは改善しません。
この場合は他の故障個所を修理するか、iPhone本体を交換してもらう必要があります。
バッテリーの最大容量があまり減っていないのに充電がすぐ切れるという場合はバッテリーの劣化が問題ではない可能性が高いです。
バッテリー交換を行う前に他に原因がないか、確認してみましょう。

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iPhoneのバッテリー交換はどこでできる?自分でもできる?
iPhoneのバッテリー交換は、正規店、非正規店、自分で交換のいずれかの方法で行うことができますが、最初に結論を述べておくと、iPhoneのバッテリー交換は正規店で行うのがおすすめです。
正規店 | 非正規店 | |
---|---|---|
修理方式 | 店舗・配送 | 店舗 |
交換料金 | 11,200~15,800円 | 5,000~10,000円 |
交換にかかる時間 | 店舗:約60分 配送7日~10日 |
15分~ |
使用バーツ | 純正バッテリー | 互換バッテリー |
バックアップの必要性 | ○ | △ |
正規店でのバッテリー交換をすすめる理由はシンプルで、交換されるバッテリーが純正品になるからです。
非正規店でのバッテリー交換にもメリットは多くあります。
正規店より安く交換できる、店舗を見つけやすく交換時間も早い、バックアップが必須でないと、非正規店なら手軽にiPhoneのバッテリー交換を行うことができます。
しかし、非正規店でiPhoneのバッテリー交換を行うと、互換品のバッテリーに交換されることになり、このデメリットが非常に大きいです。
iPhoneのバッテリーを互換品に変えてしまうと、iPhoneの価値が大きく下落してしまいます。
人気のiPhoneは買取・下取りに出すと高値が付きます。
iPhone15なら買取で10万円前後、iPhone12なら5万円前後と、不要になったiPhoneは高値で売ることができます。
ですが、バッテリーを互換品にしていると査定時に大きくマイナスされ、ジャンク品として買い取り額が大幅減額されてしまうケースが多いです。
バッテリーを互換品にすると5,000円ほど交換費用が安くなりますが買取時の減額はこれより大きくなる可能性が高いので、長い目で見るとバッテリーを互換品にするのは損になります。
また、互換品のバッテリーは品質が統一されておらず、質の悪いものもあります。こういった互換バッテリーは劣化が早い可能性があり、交換後すぐにバッテリーの状態が悪化してしまう可能性があります。
iPhone XS以降の機種では純正バッテリー以外を搭載すると、iPhoneの表示に警告メッセージが表示されたり、最大容量を確認できなくなるのもデメリットです。
互換バッテリーを使うのはデメリットが大きすぎるので、バッテリー交換を行うなら純正バッテリーに交換してもらえる正規店で行うのがおすすめです。
iPhoneのバッテリー交換は自分でできる?
iPhoneのバッテリー交換を自分で行うことは不可能ではありません。
ですが、よほど技術に自信がある方でもない限り、自分でバッテリーの交換を行うというのはおすすめできません。
そもそも、iPhoneはバッテリーの交換をユーザーが行うような設計になっていません。
iPhoneのバッテリー交換を行うには基盤から部品を取り外す必要があり、作業内容は気軽に行えるようなものになっていません。
バッテリー交換に失敗すると、リンゴループになる、電源が入らなくなる、iPhoneが発熱しやすくなるなどの致命的な症状が出てしまう可能性があります。
失敗すると取り返しがつかない可能性があるので、バッテリー交換はしっかりとした技術をもつ業者に依頼するようにしましょう。
軽い気持ちでiPhoneのバッテリー交換を行うと、iPhoneを駄目にしてしまう可能性が高いです。
正規店:iPhoneのバッテリー交換はここがおすすめ!

正規店とは、Appleかそれと提携する修理サービスのことです
- アップルストア
- アップル正規サービスプロバイダ
(ビッグカメラ、カメラのキタムラ、クイックガレージ) - キャリアショップ(docomo、au、Softbank)
上記3つが、正規店になります。
アップルストア
アップルストアは、Apple直営の店舗で、東京や大都市を中心に全国10店舗が展開されています。
- 銀座(東京都)
- 丸の内(東京都)
- 新宿(東京都)
- 表参道(東京都)
- 渋谷(東京都)
- 川崎(神奈川県)
- 名古屋栄(愛知県)
- 京都(京都府)
- 心斎橋(大阪府)
- 福岡(福岡県)
Apple直営なので、信頼性はピカイチ、安心してiPhoneのバッテリー交換を依頼できます。
アップル正規サービスプロバイダ
アップル正規サービスプロバイダとはAppleから公式に認められた修理業者で、iPhone・iPadなどのApple製品の修理を行っています。
Appleのトレーニングを受けた技術者が、Apple純正部品を使用して修理を行うので、Appleストアと同等のサービスをアップル正規サービスプロバイダで受けることができます。
バッテリー交換などの修理にかかる料金もアップルストアと同じで、AppleCare+などの保証に加入していれば、無料でバッテリー交換を行うことができます。
- カメラのキタムラ(67店舗)
- ビッグカメラ(9店舗)
- クイックガレージ(8店舗)
合計で全国に84店舗あるので、アップル正規サービスプロバイダならアップルストアよりも広い範囲に住む人が利用できます。
キャリアショップ
キャリアの一部店舗でも、iPhoneのバッテリー交換が可能です。
バッテリー交換の対応をしているキャリアショップは以下のとおりです。
キャリア | 対応店舗 |
---|---|
docomo | ・丸の内(東京) ・名古屋(愛知) |
au | ・au Style SENDAI(宮城・仙台) ・au Style SHINJUKU(東京・新宿) ・au Style 渋谷スクランブルスクエア(東京・渋谷) ・au Style みなとみらい(神奈川・横浜) ・au Style NAGOYA(名古屋・栄) ・au Style OSAKA(大阪・梅田) ・au Style FUKUOKA(福岡・天神) |
Softbank | ・ソフトバンク仙台クリスロード ・ソフトバンク銀座 ・ソフトバンク表参道 ・ソフトバンク名古屋 ・ソフトバンクグランフロント大阪 |
※キャリアの場合、docomoショップなどの全ての店舗ではなく、上記一部の店舗での受付になるのでご注意ください。
正規店のバッテリー交換料金
正規店のバッテリー交換料金は下表のとおりです。
シリーズ | 料金 |
---|---|
iPhone15 | 15,800円 |
iPhone14 | 15,800円 |
iPhone13 | 14,500円 |
iPhone12 | 14,500円 |
iPhone11 | 14,500円 |
iPhone XS | 14,500円 |
iPhone XR | 14,500円 |
iPhone8 | 11,200円 |
iPhone7 | 11,200円 |
iPhone SE(第3世代) | 11,200円 |
iPhone SE(第2世代) | 11,200円 |
iPhoneのバッテリー交換はシリーズごとに決まっています。
そのため、iPhone15シリーズならiPhone15で15,800円、iPhone15 Pro maxでも同じ15,800円になります。
iPhone13のように、miniがあるシリーズでも、バッテリーの交換料金はシリーズ14,500円で共通です。
AppleCare+などの保証サービスに加入していて、なおかつiPhoneの最大容量が79%以下になっている場合はバッテリー交換を無料で行うことができます。
この場合は料金的にもお得になるので、AppleCare+に加入している方は正規店でバッテリー交換を行うようにしましょう。
AppleCare+に加入しているか分からない、忘れてしまったという場合は、iPhoneの「設定」→「一般」→「AppleCareと保証」とタップすれば、加入状況を確認できます。
正規店でバッテリー交換を行うと、修理後保証が90日間 あります。
もしバッテリー交換後に初期不良があっても、この間なら無料でバッテリー交換が行えます。
正規店のバッテリー交換は店舗もしくは配送で行える
正規店でのバッテリー交換は、Appleストアやカメラのキタムラといった店舗か、Webから申し込みを行い、配送業者にiPhoneを預ける配送で行うことができます。
どちらの方法でもバッテリー交換料金は変わりません。
交換にかかる時間は店舗なら60分~、配送の場合は7~10日ほどです。
店舗に持ち込む場合の注意点
店舗に持ち込む場合は予約が必要になるケースが多いので注意しましょう。
一部店舗は予約なしでもバッテリー交換を行えますが、対応は予約優先なので、予約が無いと交換に時間がかかってしまう可能性が高いです。
店舗の場合は予約を入れてから指定の時間に店舗に出向き、iPhoneを預けてバッテリー交換を行ってもらいます。
持っていくものは直営店や正規サービスプロバイダなどによって異なるのですが、iPhone本体、Apple IDとパスワード情報、購入時のレシート(あれば持っていく)、本人確認書類です。
本人確認書類は、運転免許証やパスポートが該当します。
店舗でのバッテリー交換はiPhoneの初期化は必要ないのですが、他に修理箇所などがあると本体交換での対応になるケースがあります。
この場合データは消去されてしまうので、バックアップは取ってから交換に行きましょう。
配送でバッテリー交換する場合の注意点
配送でバッテリー交換を行う場合、必ずバックアップを取ってから、アクティベーションロックを無効にして、iPhoneを初期化してから配送しましょう。
また、SIMカードや画面の保護フィルムも取り外しておく必要があります。
Appleのプライバシーポリシーにより、配送では初期化していないiPhoneのバッテリー交換は受け付けてもらえないので、注意しましょう。
正規店でバッテリー交換をするメリット
正規店でのバッテリー交換をするメリットは、高い技術で信頼性の高い作業が行われる点、また、何より交換されるバッテリーが純正バッテリーになるというのが、一番のメリットです。
先述した用にバッテリーを互換品にしてしまうとiPhone自体の価値が落ちてしまうのですが、正規店で純正バッテリーに交換するならiPhoneの価値を維持できます。
また、粗悪な非純正バッテリーに交換されるといった心配もありません。
将来的にiPhoneを手放す際も、高い価格で買取・下取りに出せる可能性が高いです。
正規店でバッテリー交換をするデメリット
正規店は非正規よりバッテリーの交換料金が高いのがデメリットです。
しかし、AppleCare+に加入しているなら、バッテリーの最大容量が79%以下になってから交換すれば、無料になります。
非正規店に比べると、アップル正規サービスプロバイダやキャリアショップを含めても店舗数が限られてしまうのも注意したいポイント。
また、バッテリー交換にかかる時間も少し長い傾向にあり、混雑に巻き込まれないためにも基本的に予約が必要になってしまいます。
やや手間になってしまいますが、それでもバッテリーを純正品に変えてもらえるというメリットの方が大きいので、iPhoneのバッテリー交換は正規店で行うのがおすすめです。
非正規店は手軽にバッテリー交換が行えるのが魅力
非正規店はAppleの認可を受けていないiPhoneやiPadの修理業者です。

ここからは非正規店のメリットとデメリットを紹介していきます。
非正規店でバッテリー交換するメリット
非正規店の一番のメリットは手軽にバッテリー交換ができるという点です。
非正規店でのバッテリー交換は主に店舗で行うケースが多く、地域ごとにさまざまな業者が交換を行っています。
そのため、街中などで店舗を見つけやすく、バッテリーに問題を感じたら、すぐに持ち込んで交換してもらうことができます。
店舗の混雑状況にもよりますが、基本的に予約不要で、交換にかかる時間も約15分~と手早く作業を行ってもらえます。
非正規店の交換費用は一律ではありませんが、正規店より5,000円ほど安くなるケースが多いです。
将来的にiPhoneを手放すつもりがないなら、安くバッテリー交換ができる非正規店を選ぶという選択もあります。
店によっては180日など、修理後保証が正規店より長く設定されていることも。
また、iPhoneを初期化しなくてよいのも、非正規店のメリットです。
ただし、交換作業中のミスなどによりデータが消失するリスクは0ではないので、バックアップは取っておくのが安心です
非正規店でバッテリー交換するデメリット
交換されるバッテリーが互換品になってしまうことが一番のデメリットです。
また、中にはバッテリー交換時に他の純正部品を取り外して互換品にかえてしまうといった悪徳業者もあるようなので、あまりに交換費用が安い店舗、聞いたこともないような怪しい店舗などでのバッテリー交換は避けた方が賢明です。
なお、非正規店でも正規店より高い金額で交換を行っている業者もあるので、費用については良く確認が必要です。
どうしてもすぐにiPhoneのバッテリー交換が必要、将来的にiPhoneを買取・下取りに出す予定がない、こういった方は、非正規店でバッテリーを交換するという選択もありになります。

正規店、非正規店のメリットデメリットのまとめは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
正規店 | ・高い技術で信頼性が高い ・純正バッテリーに交換 ・iPhoneの価値を維持 |
・交換料金が高い ・予約が必要 |
非正規店 | ・予約不要で時間も早い ・交換料金が安い ・初期化不要 |
・互換バッテリーに交換 ・悪徳業者に注意 |
iPhoneを買取に出す場合はバッテリー交換をした方が良い?
バッテリーの状態はiPhoneの買取価格に大きく影響します。
特に、最大容量が79%を下回っていると大幅に減額されてしまうケースが多いので、買取に出す前にバッテリーを交換することで買取価格がアップする可能性はあります。
ただし、バッテリーの査定ではまず純正品が使われているかどうかが重要なポイントです。
最大容量が少なくなっているからとバッテリーを互換品にしてしまうと買い取り価格が下がってしまう可能性が高いので、注意しましょう。
また、発売時期の古いiPhoneになるともともとの買い取り額が安く、バッテリーを新しい純正品に交換しても、交換費用と買い取り額がペイされるかあやしくなります。
古いiPhoneになるとバッテリー以外に見えない故障個所がある可能性もあり、交換に持ち込むとその他の修理が必要になってしまう可能性も出てきてしまいます。
iPhoneを買取に出す場合、一概にバッテリー交換をしてからのほうが良いとは言えないので、交換費用が損にならないか確認してから、バッテリーを交換するか、判断しましょう。

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まとめ
iPhoneのバッテリーが劣化すると、充電してもすぐにバッテリーが無くなる、アプリが突然落ちてしまうなど、さまざまな問題が出てきます。
設定から最大容量を確認し、容量が80%を下回っているようなら交換を考えてみてください。
iPhoneのバッテリー交換を行う場合は、純正バッテリーに交換してもらえる正規店で行うのがおすすめです。
互換バッテリーを使うとiPhoneの買取・下取り価格が大幅に下がってしまうので注意しましょう。
AppleCare+に加入していない場合、バッテリー交換には費用がかかってしまいます。
バッテリーが劣化するまでiPhoneを使っていると他に故障個所が隠れている可能性もあるので、交換ではなく機種変更するのも検討する価値があります。
現在は中古でiPhoneを安く買えるケースも多いので、現在使っているiPhoneを買取に出し、iPhoneを中古で買うというのもおすすめです。