スマホが熱い!3つの原因と正しい使い方とは?
更新日時 : 2026-08-12 14:48

30秒でわかる
この記事の要点(スマホの発熱対策まとめ)
- 主な発熱原因:「外気温の上昇(35℃以上)」「3Dゲーム・4K動画などの高負荷処理」「充電しながら操作する『ながら充電』」の3つ。
- 絶対にNGな冷まし方:冷蔵庫・冷凍庫に入れる、保冷剤を当てる、水につける行為は「内部結露」を引き起こし一発で水没故障するため絶対禁止。
- 正しい対処手順:①充電を抜いて処理を中断、②ケースを外して放熱、③風通しの良い涼しい日陰で自然に空冷させる。
- 発熱放置のリスク:45℃以上の熱放置はバッテリーを永久に劣化させ、最大容量低下や起動不良、爆発・発火の原因に。故障で買取価値が「0円」になる前にノジマのスマホ買取で売却するのがおトク。
夏にスマホを操作していて「本体が熱いな」と感じることがありませんか?
実は、スマホが熱い状態をそのままにしておくと、動作が重くなるだけでなく、スマホの寿命を縮め、売るときの価値を大きく下げてしまう原因になります。
この記事では、スマホが熱くなる原因と正しい対処法、そして手遅れになる前に知っておきたいリスクをわかりやすく解説します。
目次
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なぜスマホは熱くなる?発熱の主な3つの原因
スマホが熱くなる主な原因は、「外気温の上昇(密閉構造による放熱不全)」「プロセッサーへの高負荷データ処理」「充電と使用が重なる『ながら充電』」の3つです。

スマホが熱を帯びる背景には、日常の使用環境が大きく関係しています。
そもそもスマートフォンの動作保証温度は一般的に0℃〜35℃(製品により5℃〜35℃)とされていますが、特に注意したいのは以下の3つの要因です。
原因1:気温の上昇(外気の暑さ)

一度熱くなると冷めにくい!スマホの「熱がこもりやすい構造」の罠
スマホにはパソコンのような「冷却ファン」が搭載されていません。
さらに、水やホコリの侵入を防ぐために本体が極めて高い「密閉構造」になっています。
近年の35℃を超えるような猛暑日や40℃に迫る酷暑といった厳しい夏日の環境下ではさらに熱が外へ逃げなくなり、発熱状態を引き起こしてしまいます。
【注意】真夏の炎天下での使用は特に注意!

真夏の炎天下での屋外使用は極めて危険です。
直射日光に照らされたスマホは、操作していなくても太陽光の熱を直接吸収し、急速に温度が上昇します。
この状態でカメラ撮影や位置情報(マップ等)アプリを使用すると、熱が一気にこもり、非常に危険な温度に達します。
【実証データ】外気温の違いによるスマホの温度変化(KDDI調べ)
| 環境温度(外気温など) | スマホの表面温度(※) |
|---|---|
| 5℃ | 17.8℃ |
| 25℃ (快適な室温) | 37.4℃ |
| 35℃ (猛暑日の気温) | 48.7℃ |
| 45℃ (炎天下に駐車した車内など) | 56.7℃ |
※充電しながら動画を連続再生し、スマートフォンの表面温度が安定した状態での検証結果。
※引用元:KDDI株式会社「携帯電話・スマートフォンなどのご使用に関する安心・安全への啓発の取り組みについて~夏のご利用の注意点~」(2025年7月24日公表)
上記のデータはスマホの表面温度と周辺気温の関係を記した表です。
25℃の周辺気温であっても、高負荷の作業をするとスマホの温度は37.4℃まで上昇します。
スマホの温度は、ただでさえ作業内容によって上がりやすいのです。
さらに、35℃の猛暑日であれば表面温度は48.7℃、炎天下の社内であればさらに56.7℃まで上がってしまいます。
スマホは45℃を超えるとバッテリーがダメージを受け、一気に劣化が加速します。
真夏のスマホ使用では、極力連続した使用を避け、適度に端末を休ませてあげることが重要です。
原因2:高負荷なデータ処理

スマホの頭脳にあたる部品(プロセッサー)に過度な負担がかかると、内部の電子部品が急速に熱を発生させます。
特に以下のような「大量のデータを処理する使い方」を続けていると、短時間でも一気に本体温度が上昇しやすくなります。
-
美麗な3Dグラフィックを多用するゲーム:

画面の描画処理に膨大な電力を消費するため、プロセッサーがフル稼働して一気に発熱します。
-
高画質(4Kなど)での長時間の動画撮影やライブ配信:

カメラレンズから入る膨大な映像データをリアルタイムで圧縮・保存し続けるため、レンズや基板周辺を中心に熱がこもります。
-
高精細な動画の連続ストリーミング再生:

大容量データのダウンロードと画質処理を同時に行うため、通信チップとプロセッサーの双方に大きな負荷がかかります。
-
GPS(位置情報機能)を常に使うナビゲーション:

常に現在地を測位しながら滑らかに地図データを更新し続けるため、ただでさえスマホに大きな負担がかかります。
特に行楽シーズンや休日のドライブ中、車載ホルダーでエアコンの風が直接当たらないダッシュボードの上などに設置してナビとして使用する場合は注意が必要です。
直射日光による熱とデータ処理による発熱が同時に発生し、短時間で非常に危険な温度まで上昇する可能性があります。
原因3:「ながら充電」

充電ケーブルを接続したままスマホでゲームをしたり動画を見たりする「ながら充電」は、数あるスマホの使用方法の中でも、バッテリーに最も激しい熱ダメージを与える危険な行為です。
スマホの充電とは、例えるならバッテリーに電気をグイグイと無理やり詰め込んでいる状態です。
この「電気を詰め込む作業」はバッテリーにとって非常に力が必要なため、充電するだけでも自然と熱が発生してしまいます。
そこへさらに負荷の高いデータ処理(ゲームや動画など)を同時に行うと、プロセッサーの熱もプラスされてしまいます。
つまり、「充電による熱」と「操作による熱」が本体の狭い密閉空間の中で同時に発生するため、冷却スピードが追いつかなくなり、スマホ全体が非常に高熱な状態へと一気に押し上げられてしまうのです。
スマホを充電している間は、スマホの使用を控えるようにしましょう。
一発アウトも!やってはいけないNG対処法と正しい冷まし方
急速冷却(冷蔵庫・保冷剤・水)は内部結露で一発水没故障するため絶対禁止。正しい冷まし方は「給電とアプリ終了」「カバー外し」「風通しの良い日陰で自然空冷」の3ステップです。

もし、暑さや使用方法によりスマホが高温になった場合、どのように冷却したらいいでしょうか?
一刻も早く冷まさなければと焦るため、間違った冷却方法をとってしまうと、スマホに致命的なダメージを与えてしまう可能性もあります。
ここではスマホが熱くなった時絶対にやってはいけないNG行動3つと、正しい冷まし方をご紹介します。
スマホの急な発熱に備えて、ぜひ確認してみてください。
【NG行動】絶対にやってはいけないこと
方法は以下の3つです。
NG行動1:冷蔵庫や冷凍庫に入れる

熱くなったスマホを早く冷やしようと冷蔵庫や冷凍庫に入れてしまうのは、最もやってはいけないNG行為です。
スマホを冷蔵庫のような冷たい環境に置くと、外側は一時的に冷えますが、端末の内部で急激な温度差が起こり、「結露(水滴)」が発生します。
この結露が精密な電子基板に付着すると、基盤がショートしてしまい、外見はまったく濡れていなくても、内部は「水没」したのとまったく同じ状態になってしまいます。
この状態でスマホに、もう一度電源が入るかどうかは不明です。
絶対に冷蔵庫でスマホを冷やすことはやめましょう。
NG行動2:保冷剤を直接あてる

ケーキなどを買った際についてくる保冷剤を本体に直接あてるのも絶対に避けてください。
こちらも「冷蔵庫に入れる」ことと同様に、スマホの表面だけを冷やしてしまうため、急激な温度変化によって内部に結露を発生させる引き金になります。
また、保冷剤の場合、表面に付着した霜や溶けた水滴が、充電口などの隙間からスマホ本体に入り込み、物理的な水没を招くリスクもあるため非常に危険です。
NG行動3:水につけて冷やす

「防水機能付きのスマホだから、水につけて一気に冷やせばいいのでは?」と考えるのも間違いです。
スマホの防水性能は、あくまで「常温の静水」を想定したものです。
熱を帯びて膨張したスマホを急に冷たい水につけると、やはり急激な温度変化によって端末内部が結露する可能性があります。
さらに、端末が冷されることでパーツが急激に収縮し、収縮によるわずかな隙間から水が侵入、結果水没故障を引き起こすことになります。
スマホの正しい冷し方

スマホが異常に熱くなった際は、急に冷やすのではなく、優しく安全に熱を逃がす「空冷」が基本です。
以下の方法が推奨されるスマホの冷却のやり方です。
STEP 01:すべての給電と内部処理を「中断」
充電ケーブルを抜き、ゲームやマップ等の処理が重いアプリをすべて終了します。
電源を完全にオフにすると放熱がさらに早まります。
STEP 02:保護ケースを外して「放熱」
熱がこもる原因となるシリコンやプラスチック製のケースを外し、スマホの背面を直接空気に触れさせて「熱の逃げ道」を作ります。
STEP 03:涼しい場所で安全に「空冷」
涼しい場所で静かに休ませましょう。
もちろん冷蔵庫や冷凍庫など、急激に冷やすようなことは厳禁です。
風通しが良く日の当たらない場所でゆっくり冷やしましょう。
【緊急時】iPhoneの「高温注意」画面が出たときの解除手順
「高温注意:本体温度が下がるまでお待ちください」は緊急SOSの証拠!

iPhoneを使用中、突然画面が暗くなり「高温注意」という警告メッセージが表示された場合、内部温度が許容限界を超え、回路保護システムが発動した非常に危険なサインです。
- ① 充電ケーブルを即座に引き抜く(充電中だった場合)
- ② 電源ボタンを長押しして本体の電源を完全にシャットダウンする
- ③ カバーを外して風通しの良い日陰に放置し、画面が消えて自然に冷めるまで15分〜30分待つ
- ※焦って冷蔵庫に入れたり水につけたりすると結露で一発で水没故障し、起動できなくなる可能性があります。必ず静かに空冷してください。
冷却を助ける周辺アイテムと基本の心得

またこれ以外にも日常的なスマホの排熱を助けるスマホ専用クーラーなどもあります。
スマホ専用の冷却ファンを背面に装着して風を送ることで、端末に負荷をかけずに、安全かつ速やかに熱を放出させることができます。
しかし、注意したいのが冷えピタなどの「人間用の冷却シート(額用など)」です。
これらの冷却シートは水分を非常に多く含んでいるため、スマホに使用すると、水分が充電口から入り込んで水没故障の原因になったり、急激に冷やしすぎ内部結露を招く重大な危険性があります。
冷却は必ずスマホ専用のアイテムを使うようにしましょう。
また、スマホが発熱した時は、無理に冷やすのではなく、ゆっくりと熱を冷ますことを心がけ、対応しましょう。
スマホ発熱放置の危険性
発熱放置は45℃以上でバッテリーを不可逆(永久)に劣化させ、最大容量の低下、アプリ強制終了、起動不能、さらにはバッテリー膨張による発火事故を引き起こします。
【セルフ診断】あなたのスマホは大丈夫?熱ダメージ危険度チェック
以下の症状に1つでも当てはまる場合、バッテリーの熱ダメージ・劣化が進行しているサインです。
- ケースを外して放置しても、本体がなかなか冷めない
- バッテリー最大容量が「85%未満」になっている
- ゲームやカメラアプリ使用中に画面がカクついたり強制終了する
- 充電中の発熱が以前より明らかに熱く感じる
- スマホの画面や背面パネルが浮いている気がする(バッテリー膨張)
「しばらく放置して冷ませば元通り動くから問題ない」と思っていませんか?
実は、スマホの発熱を放置すると、熱に弱いスマホ内のバッテリー劣化が静かに始まります。
そして、このバッテリーの劣化は、スマホの使用感の低下や起動不全を招くだけでなく、最悪の場合発火事故の原因になることもあるのです。
お手持ちのスマホに、以下の症状がないか確認してみてください。
ここでは、スマホの発熱を放置した場合のデメリットを解説していきます。
バッテリー最大容量低下

スマホの発熱を放置した時、一番問題になることはバッテリーの劣化です。
スマホのバッテリー(リチウムイオン電池)は極めて熱に弱い性質を持ち、本体が「45℃以上」の高温にさらされると急激に劣化が進んでしまいます。この劣化は、回復するものではありません。
バッテリーの劣化状況はスマホの設定から満充電時の最大容量で確認できます。最大容量の目安は89%以上です。
満充電が89%を下回りそうになっていたら、今後急速に劣化が進む可能性があります。
また、中古スマホとして買取してもらう場合でも、バッテリー最大容量が85%を下回ると減額の対象になり、「資産価値」の観点からも価値が下がるタイミングです。
【手順】iPhone・Androidのバッテリー最大容量(状態)の確認方法
-
iPhoneの場合:「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」を開き、「最大容量」の数値(%)を確認します。
【iPhoneの確認画像】
-
Androidの場合:「設定」>「端末情報」>「バッテリー情報」または「電池性能表示」を開き、内蔵電池の充電能力(80%以上で良好など)を確認します。
【Androidの確認画像】
ぜひ、一度スマホの最大容量をチェックしてみましょう。
もしスマホを使い続けるなら、バッテリー交換という手もあります。
しかし交換だけと言っても、修理の持ち込みや郵送の手間、また費用もかかるため、スマホの使用状況によっては買い替えのほうがお得になる場合もあるかもしれません。
起動不良

バッテリーの劣化が深刻になると、スマホ本体に安定した電力供給ができなくなり、使用中アプリの強制終了や動作のカクつき、最悪の場合、スマホの起動すら難しくなってきます。
また万が一、起動が不安定になった場合、スマホの操作が効かなくなるため「データの救出が不可能」になります。
もし、日頃からバックアップがされていない場合、写真や動画、LINE、アカウントの引き継ぎなどあらゆるデータが取り出せないままになるでしょう。
専門のデータ復旧業者に依頼する手もありますが、必ず取り出せるかわからないこと、取り出せても高額な料金がかかることなど、負担がつきません。
もしスマホバッテリーの劣化を感じたら、早急にバックアップを取り、起動が不安定になる前に、お買い替えをご検討ください。
危険なバッテリー膨張

バッテリーの劣化で心配なことは、使用感低下や起動不能状態だけではなく、破裂や発火事故に繋がる「バッテリー膨張」への危険もあります。
バッテリー膨張とは、劣化が限界に達するとバッテリー内部にガスが発生し、バッテリーが膨らんでしまう状態です。
【バッテリー膨張の例】

もしスマホ内部のバッテリーが膨張すると、画面やパーツを押し上げて起動不能になったり、最悪発火や爆発事故に至る危険な状態になってしまいます。
もし、スマホが発熱しているだけでなく、画面やフレームが浮いたり歪んでいたりした場合、バッテリー膨張が起こっている可能性があります。なるべく早く新しいスマホにお買い替えをおすすめします。
使用不能になるその前に!早めのスマホ買取

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まとめ(よくある質問・Q&A)
スマホの発熱原因や対処法、放置するリスクについて、要点をQ&A形式でわかりやすくまとめました。
Q1
スマホが熱くなる主な原因は何ですか?
主な原因は「外気温の上昇(猛暑・直射日光)」「高負荷なデータ処理(3Dゲーム・4K動画撮影・GPS)」「充電しながら操作する『ながら充電』」の3つです。特に真夏の屋外や車内のダッシュボード上への設置、給電中の連続使用は急速な温度上昇を引き起こします。
Q2
スマホが熱くなったときに絶対にやってはいけないNG対処法は?
「冷蔵庫・冷凍庫に入れる」「保冷剤をあてる」「水につける」は絶対にNGです。急激な冷却によってスマホ内部に「結露(水滴)」が発生し、基板がショートして一発で水没故障する危険があります。
Q3
熱くなったスマホを安全に冷やす正しい手順は?
①充電を抜いてアプリを終了(給電と処理を中断)→ ②ケースを外す(放熱)→ ③風通しの良い涼しい日陰で自然に「空冷」させる、の3ステップが基本です。急冷せず、ゆっくり冷ますことが大切です。
Q4
スマホの発熱や熱ダメージを放置するとどんなリスクがありますか?
45℃以上の熱放置はバッテリーを永久に劣化させ、最大容量の低下、起動不良、バッテリー膨張(発火リスク)を引き起こします。また、最大容量85%未満になると売却時の査定額も減額対象になります。
Q5
10円玉(銅コイン)を貼るとスマホが冷める裏ワザは本当?
銅は熱伝導率が高いため一時的な吸熱は期待できますが、効果は限定的です。数枚貼った程度では十分な排熱効果が得られず、カバー装着時や連続した高負荷処理の熱対策にはなりません。安全かつ速やかに冷やすにはスマホ専用ファンや自然空冷が最も有効です。
Q6
熱ダメージで劣化したスマホはどうするのがおすすめですか?
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